感動マーケティングとは

なぜ、感動マーケティングなのか?

自社の商品やサービスをPRして売上につなげたい企業は、必ずしも広告費用に多額の資金をあてることのできる大手企業ばかりではありません。一芸に秀でた強みのある商品をもちながらも広告予算に多くは割けない中小企業もたくさんあります。「潤沢な資金をもつ大手企業だけでなく、中小企業を含め少しでもたくさんの企業に喜んでいただける戦略はないか?」と生み出されたのが感動マーケティングです。

資金にゆとりがあれば、テレビやWEB上で広告をどんどん流し、資金を大きく使って大きく儲けるマスマーケティングでベストセラーを狙うこともできます。一方で、少額な資金からでもロングセラーを目指し、小さなところから大きな商いへと成長させていくというニッチマーケティングという手法を考えました。この手法では、最終的にマーケティングコストのかからないクチコミでの拡販を目指します。小さなところからコツコツと着実な成果につなげて大きくしていく「長く続く」ヴィジョンをもった戦略です。

物がありあまるほどあふれた現代、消費者ニーズは多様化しています。そのため、商品やサービスには「選ばれる個性」が必要です。だからこそ、商品・サービスがもつ特徴を差別化した武器に磨きあげ、その武器となる個性に魅力を感じるターゲットを絞り込み、双方をマッチングすることで限られた分野でのニッチNo1になることを目指します。

捨てて捨てて絞り込み尖らせるからこそ深くささる。多くの人になんとなく支持されるのではなく、少数でも「感動」するほど深く支持され、そこから広がっていくことにより「長く続く」を目指します。

感動マーケティング、その手法とは?

現代社会において多様化しているユーザーニーズを、クライアントの商品・サービスを知り知り尽くすと同時に、競合他社の商品・サービスを知り尽くすなかで、

①商品・サービスの差別化のポイントとなる輝く武器を一つでも良いのでみつける
②輝く武器が最大に魅力を発揮するユーザーを絞り込む

上記①②を実践しマッチングします。

その結果、ユーザーのこだわりを満たす商品との出会いが生まれ、コストパフォーマンスが良い程度の満足度ではなく、『この商品に出会えてよかった!』という感動を生み出すことができるのです。

例えば、飲食店を例にするとマスマーケティングでは対象ユーザーのニーズを幅広く満たすことができる「和洋中なんでもある」ことが強みとなりますが、感動マーケティングでは、捨てて捨てて絞り込み、店舗のもつ良さを差別化した強み「秀でた一芸」にしていきます。

下の図のように、ターゲットが飲食店を探している人だった場合、和洋中でも「和」に絞り、和食の中でも「麺」に絞り、麺の中にも「蕎麦」に絞り、蕎麦の中でも絞り込むことで、捨てて捨てて絞り込んだ結果の差別化した強みを引き出すことで輝く武器にし、空腹を満たしたい程度の欲求ではなく、その武器に魅力を感じるユーザだけにピンポイントに響くアプローチをします。

求めている人に、求めているもの以上のものをお届けすることで「めちゃくちゃ美味しかった!」という感動が生まれ、感動は話したくなることでクチコミになっていきます。

感動マーケティングは、クライアントの商品・サービスの個性を磨いて「輝く武器」とし、絞り込んだユーザーにクリエイティブを通して魅力を伝えていくことでロングセラーに成長させていく。感動マーケティングを追求した結果、必然的にニッチになりました。これからもニッチNo1を目指します。